2004年に大阪芸術大学芸術学部美術学科立体コースを卒業、2006年に京都造形芸術大学大学院芸術研究科芸術表現専攻を修了した山本聖子(やまもと・せいこ/1981年京都生まれ)は、おもに彫刻・インスタレーション作品を中心とした展開により多くの個展に取り組むとともに、2011年に『六甲ミーツ・アート芸術散歩2011公募大賞』受賞、同年に『Tokyo Midtown Award 2011アートコンペグランプリ』受賞などの評価を得ています。
PARCでは2012年「円の手ざわりはつるつるかざらざらか」、2015年「白い暴力と極彩色の闇」、2016年「色を漕ぐ-Swimming in Colors-」に続く4回目の個展となる本展は、山本の近年の取り組みにおける一連の問題意識の姿とともに、これまでの制作・活動に通底する主題の姿もまた明らかとなる機会となるかもしれません。