自然の命が季節の移ろいとともに新しくなるように、人間の一生は、「成長し、花開き、やがて枯れる」というライフサイクルをたどります。花束(ブーケ)はこうしたサイクルを象徴しています- 美と若さのはかなさ、避けられない死。また西洋の静物画では、花や果物は、事物に限りがあることの寓意です。日本でも、侘び寂びのように、はかなさや不完全さを受け入れる考え方があります。
ヨーロッパと日本のこうした美学に着想を得て、Studio B Severinの二人が、このテーマについて独自の解釈を紹介します。ヴィラ鴨川のスタジオにて、インスタレーションのほか、映像作品も披露されます。