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佐藤なーや「Oneness with Nature」
ジャンル
美術
形 態
展覧会
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスクでは1階展示室「月」にて、佐藤なーやの写真展「Oneness with Nature」を7月10日(火)から7月16日(月)まで開催いたします。
Oneness with Nature
月明かりの木漏れ日に照らされたある夜、屋久島の深い森の中のトレイルを歩いていると、普段は通り過ぎていたような名もない屋久杉に、ふと呼び止められたような気がした。
カメラを置いて株元に腰をかけ、森の奥に静かに聴こえる音を屋久杉と一緒に聴いて過ごした。
何千年も生きてきた屋久杉の木肌に触れると、心の奥深くに優しい何かが伝わってきた。
「森にお邪魔しています。素晴らしい出会い、時間をありがとうございます。」
自分自身も、ありったけの言葉と想いを手のひらを通して伝えた。
今ここに存在する自分は、たくさんの奇跡の連続で生かされている。
世代や時空を超えて紡がれてきた命の現在進行形である。
この星に存在する全ての命の尊さと、無償の愛。
屋久杉から伝えられたメッセージに、溢れてくるありったけの愛を手のひらを通して返すと、木の中を巡り一周して、また自分の体へと返ってきた。
とても温かく、これまで経験したことがない安堵感と一体感で心が満たされ、涙した。
-Oneness with Nature-
一本の木との心が合わさったような神秘体験ともいえるこの夜の出来事は、屋久島の自然界から受け入れてもらえた初めての体験であった。
それ以来、自然界と自分との繋がりの認識が変わり、小さな砂粒から広大な空まで、全ての存在は関わりあっていて地球に生きる同じ命の仲間であることを実感するに至る。
日々の中にある感動とともに、自然の命のきらめきや尊さ、あるいは命そのものを感じる作品を撮影して、新しいエコロジー感覚を伝えている。
【クリスタルボウルミニライブを開催します】
7/15(日) 16:00-16:20
7/16(月・祝) 11:30-11:50
【作家プロフィール 】
佐藤なーや/Naya Sato
1975年、北海道生まれ、鹿児島県屋久島在住
夏は森や渓谷でオオムラサキシキブ蝶と触れ合い、冬はダイアモンドダストに感動するなど、多くの心象風景が北海道での幼少時代に形成された。
父のマニュアルカメラを譲り受けたことをきっかけに、20才から人物ポートレイトを撮り始める。
屋久島に移住後、島が育む大自然の命のきらめきに感銘を受け、ネイチャーフォトを中心に撮影するようになる。
当初は思うような写真が撮れない日々が続いたが、月夜の晩に樹齢千年以上の巨木が佇む森へ撮影トレッキングに出かけた際の、ある一本の屋久杉との出会いを契機に、自然界と融和した写真が撮れるようになったと感じている。
以来、自然との一体感より得られる感覚がこれからの時代のエコロジーに繋がると確信し、Oneness with Nature をテーマに撮り続けている。
イベント情報
日時
2018年7月10日(火)~ 2018年7月16日(月)
11:00~18:30(最終日13時まで)
場所
[東山区]
京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク 1F「月」
〒605-0038
京都府京都市東山区堀池町374-2
地下鉄東西線「東山駅」より徒歩5分
京阪本線「三条駅」より徒歩10分
料金
無料
URL
http://www.artisan-tokyo.com/wp/news/oneness-with-nature
問合せ先
TEL:080 (5988) 7720
MAIL : kyoto.japanesque@gmail.com
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。
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