KUNSTARZT では、竹村晃一の個展を開催します。
竹村晃一は、イメージが氾濫する現代において、写真のあり方を考察するアーティストです。
風景の中に人を配置することや、人に合う風景を合わせるといった、これまでの撮影の経験から、「風景」と「人」の関係性を考察する「風景の人 / 人の風景(2017)」、ある与えられた“場”の特性を引き出すゲームをクリアするかのように撮影した「Newbies play(2017)」、Google Street Viewで、見ず知らずの世界中の風景をスナップ写真を撮るようにモニター越しに撮影した「Unknown town(2017)」。
本展では、自らがカメラで撮影したイメージとネット上からダウンロードしたイメージを、あえて同列に扱うことによって、我々の“更新してしまっている”イメージに対する感覚に気付かせてくれます。(KUNST ARZT 岡本光博)