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Ascending Art Annual Vol.1 すがたかたち Shapes and Figures -「らしさ」とわたしの想像力-
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ワコールスタディホール京都は、今後の活躍が期待される若手アーティストを中心に紹介・発信する、新しいグループ展シリーズ「Ascending Art Annual」をスタートします。
今回のテーマは「すがたかたち」。
見知らぬものに出会った時、私たちはどのように反応するでしょうか?
何で出来ていて、どのように動き、どこから来たものなのか。
見た目から様々な情報を判断し、全容を把握していく一方で、私たちは外見や定形の「らしさ」にとらわれて、背景にある事象や本質に想いを巡らせず、先入観に基づいて判断を下すこともあります。
本展で紹介する作品は、どこか見知った姿や形を持ちますが、それでいて、どこでも見たことの無いような動きや個性を持ち合わせています。ニュルリとし伸びた体のような彫刻、円や四角などの身近な図形に与えられた意表を突く動き、民族の持つビジュアルアイデンティティを考えさせる写真など、5名のアーティストが自らの頭と心で考えた、それぞれの「すがたかたち」。
自由に想像を膨らませることから始まる、未知なるものとのコミュニケーション。
是非会場に足を運んで体感ください。
Ascending Art Annual Vol.1
すがたかたち Shapes and Figures -「らしさ」とわたしの想像力-
会場:ワコールスタディホール京都 ギャラリー
会期:2017年10月20日(金)~11月11日(土) 時間:火曜~金曜 10:00~20:00 / 土曜10:00~17:30
休廊日:日・月・祝日
入場無料
主催:ワコールスタディホール京都
企画協力:スパイラル/株式会社ワコールアートセンター
青木千絵 Chie Aoki
1981年岐阜県生まれ。2010年、金沢美術工芸大学大学院博士課程を修了。学長賞受賞。大学で漆に出会い、漆の持つ深い艶から創造を掻き立てられ、人間の存在を重ね合わせた作品制作を始める。人体と抽象形態が融合した独特のフォルムを追及している。主な展覧会に、「URUSHI BODY Aoki Chie」(2011,INAX ギャラリー2)、「ヒトのカタチ、彫刻」(2014,静岡市美術館) 、「美術の中のかたちー手で見る造形 青木千絵展 漆黒の身体」(2017,兵庫県立美術館)。現在、同大学助教。
http://chieaoki.blogspot.jp
荒牧悠 Haruka Aramaki
1988年生まれ。慶應義塾大学政策メディア研究科修了。人の無意識的な判断を露にする試みを、オブジェクトの制作を通して行なっている。2013年、学生CGコンテスト評価員(谷口暁彦)賞受賞、主な展覧会に、個展「ビ&een」展(2014,No.12gallery)、「Research Portrait 01チタン/3Dプリンティング」展(2014,東京大学生産技術研究所)、「単位展」(2015,21_21 DESIGN SIGHT)、「デザインの解剖展」(2017,21_21 DESIGN SIGHT)など。
http://harukaaramaki.tumblr.com
入江早耶 Saya Irie
1983年岡山県生まれ。広島市立大学大学院芸術学研究科博士前期課程修了。消しゴムで消した二次元の対象をその消しカスを用い、立体的に作り上げる「ダストシリーズ」で注目を浴びる。2010年、第13回岡本太郎現代芸術賞に入選、2012年、第6回shiseido art egg賞を受賞する。主な個展に「第六回 資生堂アートエッグ "デイリーハピネス" 」(2012,資生堂ギャラリー)、主なグループ展に「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2014」(2014,六甲山)、「瀬戸内国際芸術祭 2016」(2016,小豆島)。
http://iriesaya.com
金サジ Sajik Kim
1981年京都府生まれ。関西を中心に写真家として活動している。自身のルーツや記憶を神話的世界へと転化させ、西洋の肖像画や宗教画を思わせる写真作品シリーズ「物語」が、第39回公募キヤノン写真新世紀2016にてグランプリを受賞する。主な展覧会に、「釜釡山ビエンナーレ 特別展 アジアンキュレトリアル展」(2014,釜山)、「個展STORY」(2016,アートスペース虹)。
http://kimsajik.com
西條茜 Akane Saijo
1989年兵庫県生まれ。2014年京都市立芸術大学大学院修士課程修了。鉱物学、歴史学、考古学的な視点からのリサーチやフィールドワークをベースに、主に陶芸を技法として用い、物質が持つ時間に対する概念を問う。2014年、月のアート審査員優秀賞を受賞、2016年「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2016」にて彫刻の森美術館賞を受賞する。主な展覧会に、「Kyoto Art for Tomorrow−京都府新鋭選抜展2017−」(京都)など。
https://akane-saijo.jimdo.com