キュレータードラフト2017『スポンテイニアス・ビューティー -作家のいない展覧会-』

ジャンル
  • 美術
形 態
  • 展覧会
京都芸術センターが隔年で開催してきた公募企画「展覧会ドラフト」を、若手キュレーターの発掘・支援を目的とした「キュレータードラフト」として今年度リニューアル。審査員に難波祐子氏を迎え、30件の応募プランから笹原晃平の展覧会企画『スポンテイニアス・ビューティー -作家のいない展覧会-』が選ばれました。

[展覧会概要]
『スポンテイニアス・ビューティー -作家のいない展覧会-』は、そのタイトルが示す通り、特定のアーティストによる作品展示を行いません。その代わりキュレーター(企画者)・笹原晃平が「京都」という街を7つのセクションからキュレーション(企画)するという新しいタイプの現代美術の展覧会です。

「スポンテイニアス/spontaneous」とは、「なりゆき・自発的」という意味の英語であり、本企画では「なりゆきの美しさ」に着目してキュレーションを行います。「なりゆきの美しさ」とは、街の中で忘れられてしまったもの、捨てられてしまったもの、無くなってしまったもの、消えていってしまったものの中に眠っている美しさです。これらは、ある個人の内省や感情からわき起こるものではなく、地域やコミュニティといったより大きな集団から創出される類の美しさです。それを個人的な意図や作家性を極力排除して、キュレーションという技術を最大限に研ぎ澄まして構成することで、一つの「展覧会」という形で見せていきます。

本企画は、展覧会というある特殊な場において、これまでとは違ったスポンテイニアスな角度から、「京都」というある社会の一面を切り取りながら、同時にキュレーションや展覧会という方法論、そして作家性そのものに再考を促す機会となるでしょう。

[出展作家]
なし

[キュレーション]
笹原晃平

[関連プログラム]
TALK
「 作家のいない展覧会は本当に成立したのか?」 笹原晃平×難波祐子
日時:2月19日(日)14:00-15:30
会場:ミーティングルーム2
※入場無料、事前申込不要

PARTY
TALKの後にささやかながらオープニングパーティを開催いたします。広く皆様のご来場をお待ちしております。
日時:2月19日(日)16:00-18:00
会場:ミーティングルーム2
※入場無料

WALK
笹原晃平が展覧会を立ち上げるために関わった人々を招いて、ガイドツアーを行います。
※詳細スケジュールはウェブサイトで発表
http://spontaneous.sasahara.info

イベント情報

日時
2017年2月19日(日)~ 2017年3月26日(日)
10:00~20:00
場所
[中京区]
京都芸術センター ギャラリー北・南
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2

JR「京都駅」から地下鉄烏丸線に乗り換え「四条駅」下車、22・24番出口より徒歩5分。
阪急京都線「烏丸駅」22・24 番出口より徒歩5分。
京阪本線「三条駅」から地下鉄東西線に乗り換え「烏丸御池駅」下車、4番出口より徒歩10分。
料金
無料
URL
http://www.kac.or.jp/events/20323/
問合せ先
Tel: 075-213-1000
E-mail: info@kac.or.jp
※内容は変更になる場合があります。詳細は各イベント主催者にお問い合わせください。
※チケットや申込みが必要なものは、売り切れあるいは定員に達している場合があります。ご了承ください。